日曜日

タバコの煙がウイスキーのアルコールに混ざり込んで脳内に靄をかける。

あることないこと想像させる。非現実さえをも現実かと錯覚させる。非現実でも現実にせんとす衝動も生まれてくる。

眠れば最後。

突き抜けるは、白飯納豆味噌汁のみ。

非現実。しかし、現実だ。

中毒が体のコントロールを奪う。境目を曖昧にする。

それでも昼間に貰った筋肉痛と単調な雨音が、一分の隙も許さない「現実」を証明する。僕を捕まえて逃さない。

逃げられない。

これが「現実」

グッバイホリデイ

シャツが破れた

体は仕事モードで起きている。

それでも昼休みは眠くなる。読みかけの本でも読もうと思い、眠気を飛ばす為に体を伸ばした。

湿った半紙を破るような音を立ててシャツの右肘が破れた。

数十本の、縦の糸が切れて4センチほどの横穴をあけてしまった。