近くの蕎麦屋が店をたたんだ。
81年間続けていたらしい。81年がどれほどの長さかはわからない。何度か行ったが店は綺麗だった。
儲からないからやめたというわけではないだろう。このとおり僕も通うこともあったし、人がそこにはいた。
一宮線の下道沿いにはつぶれた種々の店がある。
これほどまでにつぶれた個人の店がいくらでもある。代わりに通いやすい場所に東京で嫌になるほど見るようなチェーン店が商売をはじめる。
店を構えていた人やその子供たちは何処へ行くのだろうか。
チェーン店や「人が足りない」という企業で働くのだろうか。